和歌山県田辺市にある川湯温泉「山水館 川湯みどりや」の宿泊・入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/5/7 | 訪問日 | 2018/2月上旬 |
【奥熊野 川湯温泉 山水館 川湯みどりや】基本情報
おくくまの かわゆおんせん さんすいかん かわゆみどりや
住所:〒647-1717 和歌山県田辺市本宮町川湯13
TEL:0735-42-1011
公式サイト
*2020/5/15まで休館予定です
【宿泊料金】
1泊2食付 9,500円~50,000円 お一人様〇 素泊まり× 湯治× 自炊×
1泊朝食付6,500円~
口コミ評価:gogle 4.1点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆川湯温泉で川沿いの露天風呂のある宿を探している
◆露天風呂付客室のある宿が良い
◆1泊2食付1万円以下で泊まれる宿を探している
◆混浴ファン
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【日帰り入浴】
営業時間:14:00~19:00 繁忙期は休み又は早期終了
料金:800円
混浴露天風呂は専用の湯浴み着あり(無料)
水着入浴は不可
【大塔川の目の前に混浴露天風呂! 山水館 川湯みどりや 日帰り入浴】
「山水館 川湯みどりや」は、「仙人風呂」でおなじみ、川湯温泉のはずれにある大型旅館です。
南紀勝浦にある「ホテル浦島」グループの経営の宿です。
川湯温泉街では唯一、常設の川沿い露天風呂があり、しかもカップルで入浴できる(混浴)なので人気があります。
熊野本宮大社から国道311号線経由で向かうと、川湯温泉入口のトンネルを出てすぐの角に建つビルが「川湯みどりや」。
駐車場は玄関前から北へ20mほど上ります。
隣の「きのくに」は閉館後2011年に浦島グループが再建して営業していましたが、2015年5月から閉館中のようです。もう1軒奥には同グループの「川湯まつや」もあるので、供給過多になってしまったのか。それとも老朽化したのか、川沿いの露天風呂の跡はそのまま残っていました。
「川湯みどりや」に戻りまして、玄関横には飲泉所もあります。
お湯の中にはモップの切れ端のような白い湯花が舞っていて、たまご臭も漂っています。
「仙人風呂」ではこれほど温泉らしい香りがしなかったので、みどりやの泉質に期待大!となりました。
「川湯みどりや」の入口
フロントではチェックインのお客さんを待ち構えているスタッフが大勢いたので写真は自粛。
日帰り入浴でもとても丁寧な対応で好感が持てました。
「川湯みどりや」のお風呂はフロント横の階段から地下へ。
「川湯みどりや」のお風呂は、
- 男女別大浴場 内湯各1
- 川沿い混浴露天風呂2
があります。
他に露天風呂付の客室もあるようです。
浦島グループの宿というと大衆的な観光ホテルのイメージですが、「川湯みどりや」の場合は1泊1万円以下のバイキングプランから3万円以上する露天風呂付の客室まで需要に応じて選択肢があるようです。
大浴場の奥にはバイキング会場が見えました。
もう少しで夕食という時間帯でしたが、「川湯みどりや」の湯浴み着らしきものを着た女性グループが「仙人風呂」に入っていたのが見えたので、宿の方は貸切状態でした。私が出る頃には集団で入ってきましたが。
女性用の入口
脱衣所も広々。棚のある籠にコインロッカー、貴重品ボックスもありました。
左に見える浴衣が積んであるような棚は混浴露天風呂用の湯浴み着です。
こちらが湯浴み着。袖のない浴衣というか作務衣のようなデザインです。柄と色は様々ありました。「仙人風呂」でも浴衣のような湯浴み着を着ているお客さんがたくさんいたので、同じものなのだと思います。前開きなので着替えは楽そうです。
男性には用意されていないのでバスタオル巻のようです。
洗面台にはアメニティと化粧品がたくさんありました。
お風呂の入口
入口から見た女性用内湯。
御影石の浴槽でメインは10~12人サイズ、左は1~3人サイズ。
メインは40度、小さい方は溜め湯状態になっていて38度くらいのぬる湯でした。誰かが薄めたのか、本当ならばもっと熱いはず。
内湯の方は加水してあるのかもしれませんが、玄関横の飲泉所のようなたまご臭はしませんでした。
無色透明、ややフワッとした柔らかいお湯です。
自家源泉「川湯浦島湯」泉温65度 湧出量450L/分(動力揚湯・5.5kw)
泉質:ナトリウム―炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)pH7.0
大浴場の窓際から外に下りる階段があります。
階段を下りると目の前にオーバル型の露天風呂。
石組みのお風呂で8~10人サイズの大きさ。
湯舟の中は43度くらいでやや熱め。
外気は3度前後でしたので、このくらいの湯加減がちょうど良かったです。
下流側にはもう一つ同じサイズの露天風呂があります。
男性用の大浴場から下りてくる階段の目の前にありますが、男性もタオル巻き入るお風呂なので、どちらも自由に往来できる混浴になっています。
男性用大浴場前の露天風呂。
しばらく入浴した形跡もありませんでした。仙人風呂で忙しいのかもったいないですね~。
深さはそれほどないのにこれだけはっきりと青みがかっているのを見ると硫黄泉の成分のせいなのかなと思います。
湯口は一カ所。
白い繊維のような湯花が舞っていて、たまご臭もはっきりと分かります。
宿泊した「冨士屋」のお湯もやや青みがかっていましたが、たまご臭はほとんど感知できず。「川湯みどりや」の方は硫黄成分のうち硫化水素ガスが0.3mg/kgと上回っているだけなのですが、匂いを感知できるかどうかの違いは大きいです。
入浴中の目線。
自然との一体感を味わえる露天風呂。
「仙人風呂」がない季節でも野趣あふれる野湯を楽しめるというのはかなりポイントが高いです!
夏はそのまま川に飛び込む子どももいそう^^
夜の「仙人風呂」では満天の星空が見えましたが、こちらではどうでしょう。見えたら素敵ですね。
上流側には閉館した「きのくに」。露天風呂の跡が見えます。
男女別の内湯らしき窓も見えますが、露天風呂に向かう造りは「川湯みどりや」と同じようだったのかもしれません。
【山水館 川湯みどりや 温泉の感想】
今回は仙人風呂が目的だったので、時間があればついでに湯めぐりできればなという程度で、旅館のお風呂にはそれほど期待していなかったのですが、「川湯みどりや」のお湯、特に露天風呂は泉質が一番良かったです。
川沿いにあって眺めも風情も良いですし、お値段もお手頃なので、ファミリーやグループで泊まるにはいいなと思いました。
ただ、仙人風呂までは500mあるので(徒歩7~8分)、帰りは湯冷めしそうかな^^という感じでした。
泉質 ★★★★4.2
お風呂の雰囲気 ★★★★4.3(露天風呂4.7)
清潔感 ★★★★4.3
接客サービス ★★★★4.5
【温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各1 混浴露天風呂2
◆源泉 H20.6月の分析書
自家源泉「川湯浦島湯」泉温65度 湧出量450L/分(動力揚湯・5.5kw)
泉質:ナトリウム―炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)pH7.0
蒸発残留物 1,554mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,462mg/kg 成分総計1,518mg/kg
硫化水素イオン0.3mg、チオ硫酸イオン0.1mg未満、硫化水素ガス0.3mg/kg
メタケイ酸139.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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